ARCHITECTURAL Map

Canterbury Cathedral
カンタベリー大聖堂
ギョーム ド サンス他,カンタベリー,1503

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Canterbury Cathedral04
【04】

Canterbury Cathedral05
【05】

Canterbury Cathedral06
【06】
外観もさることながら,しかし,カンタベリー大聖堂の最大の見どころはやはり内部空間でしょう。とりわけ身廊は荘厳の一言に尽きます【04】。中に入ったとたん,林立する柱とそれが支える天井の高さに驚かずにいられません。幾筋もの線状要素から成る柱がすーっと天井まで延びる様子は,精神が天に昇るような感覚を受ける一方,石の重さが重力に従って下に伝わるそのエネルギーの流れを可視化しているようでもあり,上昇感と下降感がせめぎ合う不思議な感覚にとらわれます。

柱はかなりの太さがあるはずですが,幾筋にも分節されているためにむしろ繊細さを感じます。まるで森の中。私は『風の谷のナウシカ』に出てくる“腐海の底”を思い出しました。

天井はリブ ヴォールトの中でも特に網形ヴォールトと呼ばれる高度な構造形式で架けられています【05】。このように複雑で繊細なリブ ヴォールトがイギリスのゴシック教会の特徴です。というか,これホントに石造? この目で見てもなかなか信じがたい気がします。よくまあこんな架構ができたものです。

【06】は教会の奥の部分で,聖歌隊席からアプス(内陣部が外に半円形に張り出した部分)の方向を見た様子。このページでは画像は割愛しましたが,アプスも見学できます。

なお,内部の撮影には入場料とは別に撮影料(£2)が必要です。身廊端部の入口を入ったところにある売店で支払うとシールがもらえます。それがいわば許可証ですので胸など見えやすい位置に貼って下さい。入場料が£4.5ですから合計£6.5とちょっと高くつきますが,これほどの大聖堂を維持管理するにはお金がかかるでしょうから仕方ないですかね。

(3ページに続く)

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