ARCHITECTURAL Map

Paddington Station00
Paddington Station
パディントン駅
I.K. ブルネル + M.D.ワイアット + ニコラス グリムショー,ロンドン,1854・1999

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Paddington Station05
【05】

Paddington Station06
【06】

Paddington Station07
【07】

Paddington Station08
【08】
現在の内部空間はニコラス グリムショーが手掛けた1999年のリニューアルによって,コンコース上の構築物の整理,屋根の補修,ヴォールトの妻壁にかつてあった装飾の復活【05】,商業施設の増築【06】などが行われました。

主に飲食店からなる商業施設は,三層の吹き抜けにガラス張りのフラットな鉄骨屋根が架かる空間です。下の画像のように,ホームと店舗との境界はガラスの壁(左側)で仕切られているので,食事の席からホームの様子を眺めることができます。列車も見えないことはありませんが,人混みや表示板などに隠れてちょっと難しいかな。いずれにせよ,このような演出が日本の駅には不足しているんですよねえ。

Paddington Station062

商業施設にはメタリックでハイテク風のデザインがなされていますが,それでいて突出しているわけではありません。新旧の空間を対比させつつ互いに引き立て合うことで両者が共存しています。さすがにヨーロッパの建築家はその辺のバランスの取り方が上手いものです。

ちなみに,ロンドンで宿泊するならパディントン駅周辺のホテルをお勧めします。なぜなら,もし地下鉄やバスが事故やストで止まってもヒースロー エクスプレスさえ動いていれば確実に空港に行けるので,パディントン駅の徒歩圏内に宿を取っておいた方が帰国便に乗り遅れるリスクが低く,安心できるからです。駅周辺には(ロンドンにしては)リーズナブルな中級ホテルがいくつもあります。旅行最終日の帰国便の出発が夕方なら,ホテルをチェックアウトした後は駅の荷物預かり所(Left luggage)にスーツケースを預ければ,ギリギリまで観光できます。また,駅構内の2軒のスーパーは23時まで営業しており個人旅行者には便利な存在です。

ついでに地下鉄のパディントン駅も紹介しておきます【07】【08】。ホームの部分は空堀(からぼり)状になっていてガラス屋根越しに自然光が差し込みます。空堀は,おそらく地下鉄開業の初期に走っていた蒸気機関車の煙を逃がすための構造でしょう。ブリッジの無骨なデザインもなかなか味わいがあります。開業当時の姿が色濃く残っている部分にも目を向けると,目的地に向かうまでの移動中も楽しめるでしょう。ただし,スリにはくれぐれもご注意を。

(終わり)


参考文献 関連サイト
最終更新日:2005年3月13日
作成日:2005年3月12日
撮影時期:2004年9月
作成者:タケ(旧名 tks )(blogmail

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